【レッズ、フラットリーが引退へ】
オーストラリア代表ワラビーズおよびクイーンズランド・レッズのSO/CTBエルトン・フラットリーが、 昨年末からの目の負傷が好転せず、今後ラグビー競技を続けていくことができないとして引退を余儀なくされることが判明した。
フラットリーは今季スーパー14でも昨年末の怪我を克服して数試合に出場してきたが、先週のウェスタン・ フォース戦後に経過を観察してきたチームドクターの診断を受け、その状態がより悪化しており、 今後競技を続けていくことは難しいと判断された。
フラットリーは現在28歳で、 2年半前の2003年W杯では決勝の同点PGで延長戦に持ち込むなど強心臓と安定したキック力でチームに貢献した名選手。 実力者の早い引退を惜しむ声が多く聞かれている。
【ウェールズ、トーマスが引退説を否定】
所属のフランス、トゥールーズでの試合で首の動脈を傷つけて今季シックスネイションズを棒に振ってしまったウェールズ主将ギャレス・ トーマスが、先日流れた引退のうわさを否定。「今季終了までには試合に復帰したいが、ただ100%わかっているのは、 私は間違いなく来季もプレーを続けているだろうということだ」と、復帰に向けて強気のコメントを発表した。
監督問題や主力選手の怪我などで低迷を続けるウェールズ代表にとって、トーマスのキャプテンシーは最後の拠り所で、 関係者やファンは復帰に期待を寄せている。
【コモンウェルス・ゲームはニュージーランドに栄冠】
17日にオーストラリアはメルボルン、テルストラ・ドームで行われたコモンウェルス・ゲーム(英国連邦競技大会)のセブンス大会は、 ニュージーランド代表がイングランド代表を29‐21で降し、3度目の優勝を果たした。
トゥキリ、レイサム、ギタウらの豪州代表勢を擁した地元豪州代表は準決勝で優勝したニュージーランドに敗れ、 3位決定戦もフィジーに敗れて4位にとどまった。
【ウェールズ協会、次期代表監督候補になおジョンソン】
ウェールズ・ラグビー・ユニオンのスティーヴ・ルイス会長は、先に突然の代表監督辞任を発表したマイク・ ラドック前監督のポストに座るべき次期監督に、現在代理監督を続けているスコット・ジョンソンをなお推挙したい考えを示した。
ルイス会長は、先に報道されたジョンソン臨時監督の「ウェールズ監督就任を求めない考えを示した」とされる報道を、「それは 『まだ監督就任はしていない』という意味だろう。軽いジョークをよく言うスコット・ジョンソンらしさだよ」と軽く受け流し、「スコット・ ジョンソンがヘッド・コーチに興味があるなら、われわれも大いに興味がある」として、スコット・ ジョンソンが未だ次期監督の有力候補であることを強調した。
ウェールズ代表監督には前イタリア代表監督で元オールブラックスのジョン・カーワンも興味を示しており、さらに注目を集めている。