【ギタウ、ウェスタン・フォースと契約】
オーストラリア代表で現ACTブランビーズ所属のSO/CTBマット・ギタウが、長く保留していた来季以降の契約について、
パースを根拠地とするウェスタン・フォースと3年契約したことを認めた。
パースへの移籍のうわさはかねがね流れていたが、真偽のほどは本人のコメントがないために明確にはなっていなかった。
ギタウは「将来あるチームで歴史を作っていきたい」と今季できたばかりの若いチームに期待を寄せる一方、
親友でブランビーズから昨年パースへ移籍したマット・ヘンジャックから「ラグビー関係はもちろん、
気候も人もすばらしいところだと聞いている」とパースでの新生活に早くも期待を寄せている。
一方、これを受けたARUは、ギタウの移籍に当たって支払われる450万豪ドル(約335万USドル)という巨額の移籍金について、
「今後各プレーヤーの契約問題に悪い影響が出かねない」と警鐘を鳴らしている。
【ウィルキンソン、春の代表遠征には帯同せず】
長い怪我から所属のニューカッスルで復帰したジョニー・ウィルキンソンについて、ニューカッスルのロブ・アンドリュー監督
(ラグビーディレクター)は、「怪我の状態についてはなんとも言えないが、春のイングランド代表の遠征は無理だろう。
メディカルチームがそう判断している」と話し、ウィルキンソンの春の代表復帰は見送られる公算が高いことを示唆した。
イングランドの春の遠征はオーストラリアなどを予定しているが、
首脳陣は若手中心の構成で将来を見据えた遠征にしたい旨を発表しているものの、マーティン・
コリー主将や他のベテラン勢からこの遠征にも帯同したい旨の申し出が相次ぎ、遠征メンバーの選定には特に注目が集まっていた。
【U19優勝はオーストラリア】
UAEのドバイで行われているIRB主催のU19(19歳以下)W杯は、21日までにディヴィジョンA、Bともに決勝戦などが行われ、
上位グループのディヴィジョンAの優勝は、ニュージーランドを17‐13で破ったオーストラリアとなった。
決勝のニュージーランド対オーストラリアは、21日に行われ、前半2トライなどで14‐3とリードしたオーストラリアに対し、
ニュージーランドも後半2トライを奪って14‐13に迫ったが、最後はACTブランビーズに所属し、
主将のサイアとは双子の兄弟であるアンソニー・ファインガーの劇的なドロップゴールが決まって勝負を決めた。
ディヴィジョンAの3位は3位決定戦で12‐12と引き分けたフランスとイングランドが、以下5位にアイルランド、6位ウェールズ、
昨年優勝の南アフリカは8位、日本はルーマニアと同点で11位タイとなった。
ディヴィジョンBは1位がフィジー、以下トンガ、イタリア、カナダの順。