【プレミアシップ、リーグ戦全日程を終了】
イングランドのギネス・プレミアシップ・ラグビーは6日、昨年9月2日から各チーム全22試合の過酷なリーグ戦の全日程を終了。
既に降格が決まっていたリーズ・タイクスの最下位のほか、リーグ戦最終順位は次の通りとなった。
順位 チーム ポイント
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1 セール・シャークス 74
2 レスター・タイガース 68
3 ロンドン・アイリッシュ 66
4 ロンドン・ワスプス 64
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5 グロスター 59
6 ノーサンプトン・セインツ 53
7 ニューカッスル・ファルコンズ 47
8 ウスター・ウォーリアーズ 47
9 バース・ラグビー 46
10 サラセンズ 46
11 ブリストル・ショーグンズ 41
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12 リーズ・タイクス 28
上位4チームは今季から採用された準決勝戦に望み、それぞれの勝者が決勝に進んで最終的な優勝チームを決めることになる。
準決勝はセール対ワスプスがエッジリー・パークで、レスター対ロンドン・アイリッシュがウェルフォード・
ロードでそれぞれ5月14日に行われる。また、決勝戦は5月27日、ロンドンのトゥイッケナムで行われることになっている。
【リーズから続々退団】
今季プレミアシップで最下位となり、下位リーグへの降格が決まっているリーズから、元ニュージーランド代表SHジャスティン・
マーシャル(ウェールズ、オスプリーズに移籍)をはじめ、退団するプレーヤーが後を絶たない。
リーズ・タイクスは7日、今季でチームを退団する選手たち13名を発表。ここには既に移籍を発表していたマーシャルなどは含まず、
事実上現チームの瓦解を意味するものとなった。
退団選手にはイングランド代表のイアン・バルショー、スコットランド代表のゴードン・ビュロック、ゴードン・
ロスなど各国代表クラスが多く含まれ、降格チームの選手確保の難しさを如実に表す結果となった。
【プレミア選手、イングランド代表へ不参加を次々表明】
プレミアシップからイングランド代表に選出されている各チームのエース級選手から代表のオーストラリア遠征への不参加表明が相次いでいる。
まず、長い怪我からようやく復帰してまずまずの結果を残しつつあるジョニー・ウィルキンソンは、
ニューカッスル医療チームからのストップがかかり、遠征帯同を保留。
ついでワスプスのジョシュ・ルーシーも、怪我の回復を理由に遠征への帯同回避を表明。さらにノーサンプトンのベン・
コーインとスティーヴ・トンプソンも休養のためにツアーを回避すると発表した。
さらに、セールのアンドリュー・シェリダンは、首の怪我が思わしくなく、プレミアのシーズン終了後、手術を行うこととなり、
ツアーはおろかプレミアシップの次シーズンも危うい状況となった。
但し、セールのホッジソン、クエト、レスターのコリー、ワスプスのダラーリオらツアー参加への意欲を見せている選手もおり、アンディ・
ロビンソン監督がどのような決断を下すかに注目が集まっている。