イングランドのプレミアシップ所属クラブチームとウェールズのセルティックリーグ参加スーパークラブによるトーナメント、アングロ・ ウェルシュ・パワージェン・カップの第1節が9月30日および10月1日に行われた。 特にイングランドチームとウェールズチームの対戦ではウェールズが3勝、イングランドが1勝とウェールズ勢に軍配が上がった。
【試合結果】
<グループA>
グロスター(イングランド) 23 vs 7 オスプリーズ(ウェールズ)
バース(イ) 25 vs 10 ブリストル(イ)
<グループB>
カーディフ(ウ) 37 vs 20 サラセンズ(イ)
ロンドン・アイリッシュ(イ) 30 vs 26 ワスプス(イ)
<グループC>
リーズ(イ) 7 vs 28 スラネスリ(ウ)
ニューカッスル(イ) 34 vs 9 セール(イ)
<グループD>
ドラゴンズ(ウ) 24 vs 15 レスター(イ)
ウスター(イ) 7 vs 22 ノーサンプトン(イ)
ウェールズ勢で敗れたのはヘンソンやシェーン・ウィリアムズら主力を欠くオスプリーズのみ。 昨年プレミアのリーグ覇者レスターも敵地とはいえニューポートとグウェントの連合チーム、ドラゴンズに接戦で敗れ去った。
イングランド勢同士の対戦で特に注目されたのはニューカッスル対セールの一戦で、ニューカッスルは地元キングストンパークで躍進し、 54分には盲腸除去手術を終えたジョニー・ウィルキンソンが復帰。コンバージョン1つを決めるなどチームの勝利に貢献した。
【関連ニュース】
元ニュージーランド代表オールブラックスの伝説的WTBジョナ・ロムーが、ウェールズのカーディフ・
ブルーズに移籍することが決定的となった。英国BBCによるとロムーは11月半ばにもカーディフに渡るとみられている。
ロムーは腎臓移植手術から奇跡的な生還を果たし、昨年末ニュージーランドのノース・ハーバーと契約するなどラグビー界へ復帰を果たしたが、
怪我などで出場機会はなく新たな道を模索していた。この移籍が決まればロムーのニュージーランド代表での復帰はほぼ不可能となる。
度重なる主力の怪我に泣かされているウェールズ代表だが、マイク・ ラダック監督は翌月に迫ったニュージーランド代表オールブラックス戦について 「ニュージーランドはライオンズシリーズとトライネイションズを制し、強さを示したが、 われわれが早くもやもやを吹き飛ばしてしまえばチャンスはある」として、対戦に自信を覗かせた。
ロムーのカーディフ行きにはびっくりでした。どんな活躍を見せてくれることでしょうか?ロムーの体のことを考えると、温暖な地域のほうが良いのではないかとも思うのですが。
ウェールズのラダック監督。頼もしいボスですね。ラダック監督の手腕の秘訣を教えていただければ嬉しく思います。やはり、ウェリッシュとしてのプライドを重んじることなのでしょうか?それと、ヘンリー.ハンセンの遺産も無視できないのかもしれませんね。
下記のサイトで
アングロウェルッシュカップのハイライトが見られます。
画像はかなり粗いですが、無料です。
http://www.bbc.co.uk/wales/scrumv/onthebox/videohighlights/031005.shtml
BBCウェールズとあって、
ウェールズびいきの編集となっていますが
元ニュージーランダーのザビアラッシュ、マーシャルも
見ることが出来ます。
個人的にはカーディフブルーズとサラセンズの試合会場が印象的でした。
この会場は
カーディフ・ミレニアムススタジアムの北隣にある
「アームズパーク」という名前のスタジアムです。
右上の茶色の建物で
ファイブネーションズ時代の
あの“アームズパーク”を一瞬思い出しませんか?
実際には当時の“アームズパーク”は
90年代後半に取り壊され
現在のミレニアムスタジアムが代わって建設されました。
ただ、当時の“アームズパーク”は東西にゴールがありましたが、
現在のミレニアムスタジアムは90度ずれて
南北にゴールがあります。
画面に映っているアームズパークは
ゴールは東西方向にありますので、
昔のアームズパークと同じ向きに並んであったんですね。
こうみるとやはりなんとなく見える景色は当時を思い起こさせます。
以上、現地で仕入れた豆知識でした。
(もしかしたら一部間違っているかもしれませんが)
コメントありがとうございます。
返信遅くなってしまい、すみません。
>LOMMさん
ロムーについてはノースハーバーでコーチ兼任となりつつも出番なく残念な形での離脱に私としては少し不満が残りますが、その分欧州で再起を期して欲しいところですね。退院後マーティン・ジョンソンとの記念試合以外は本格的な試合に出場しておらず、本当に第一線に復帰できるのかもはっきりしていませんから、その点もすっきりさせてくれることを期待しています。
ウェールズについては今季シックスネイションズでよほど自信をつけたんでしょうね。細かい方針や戦略はわかりませんが意気込みは十分伝わってくる気がします。
>The Gnollさん
いつも貴重な情報ありがとうございます。
「アームズパーク」といえばあのアームズパークですよね。「ミレニアムスタジアム」は名前の通り最近出来たものという印象ばかりであまり重みを感じませんが、名前だけならやはり「アームズパーク」でしょうね。
アームズパークからミレニアムスタジアムに改修されたときの90度回転の話は、私は小林新緑朗氏の著書「世界ラグビー基礎知識」で知りました。アームズパークはニュージーランド人にとっても忘れがたい伝統の場所で、「幻のトライ」となったウェールズ対オールブラックスのその場所が今はスタンドの下になっている、と書かれています。ニュージーランド人がその子供や孫を連れてここを訪れるときは必ずその場所を教えるとか・・・。
それはさておき、ウェールズ対ニュージーランド(オールブラックス)は両チームにとって今度こそ本当に力試しのときだと思っており、今季テストマッチシリーズの大注目カードと思っています。JSPORTSの放送があって良かったです。楽しみですね。
「世界ラグビー基礎知識」に載っていましたね。
なぜ90度回転したのか、
スタジアムの見学ツアーで
案内係に聞いたことがありますが、
「分からない」との回答でした。
だったら説明するな!と思わず突っ込みたくなりましたが、
もしかしたら「幻のトライ」を消し去りたかったのかも^^
ちなみに私が学生の頃購入した
「地球の歩き方」を引っ張ってきて
カーディフの地図を確かめたところ
「アームズパーク」のゴールは
東西方向に記してありました。
思わず「正しい!」とにんまりしてしまいました。
(どうでもいいですね^^)
さて、Jスポーツの番組表を見ると
来月は「トータルラグビー」という新番組?が
はじまるようです。
これってIRBのサイトに出ているこれ↓でしょうか?
http://www.irb.com/InTouch/IRB+TV/
ちょっとはワールドラグビーシーンが拝めるのかな???
いつも情報ありがとうございます。
JSPORTSの「トータルラグビー」番組内容はまだわからないのでなんともいえませんが、どうもIRBのそれのようですね。毎週水曜日の深夜(24:00)ということでどこまで視聴されるかは微妙ですが、そうだとしたら我々海外のラグビーファンにとっては貴重なものになりそうですね。ただ、IRBのものだけに主要国だけじゃなくいろんな国が出てきそうですが。ちょっと期待ですね。
「トータルラグビー」はやはりそうなんですか。
最新版だとカリーカップ、フランスの国内選手権と
ダイジェストではあっても貴重な映像になりそうです。
IRBのサイトでは、世界で9000万人が見られると誇示していますが、
日本は入っていませんね。
放送は、出来れば小林深緑郎さんあたりの一言解説がつくと尚更いいのですが。