トライネイションズ2005第5戦以降の関連ニュースが続々報道されている。ここにまとめて掲載する。
ニュージーランド代表オールブラックスのFLジェリー・コリンズは、 27日の南アフリカ代表スプリングボクス戦の48分に起きた乱闘の際、相手SOのヤコ・ファン・デル・ ヴェストハイゼンを殴ったことによりSANZAR懲罰委員会の裁定を受け、2週間の出場停止となった。 これでオールブラックスはまたしてもメンバー交代を余儀なくされる。
故障者の相次ぐオーストラリア代表ワラビーズは、控えHOスティーヴン・モアにも下方背筋の故障が発生し、出場事態の見込みとなった。 また、PRダニングにも背筋の故障が判明しており、出場は様子を見て判断される。 これでワラビーズは今季トライネイションズ初戦から10人を超える負傷者を抱え、まさに満身創痍の状態となってしまった。
ジェリー・コリンズの出場停止処分でフランカーの交代要員の必要に迫られていたオールブラックスは29日、 オークランド代表のジェロム・カイノをスコッド入りさせることを決めた。カイノは22歳で、 昨年の欧州遠征で初キャップを得た期待のルーキー。
ニュージーランド代表オールブラックスのファースト・ファイヴ・エイス、レオン・マクドナルドが、 出場選手発表直後の30日の練習中に腰を痛め、当日の練習をキャンセルした、と報じられた。 出場選手は試合当日まで様子を見て最終決定される見込み。
ニュージーランド代表オールブラックスのハーフバック、ピリ・ウィープが31日の練習後、大腿筋に痛みを訴えたことから、
サウスランドのSHジミー・カウワンが1日、急遽スコッド入りしたことが判明した。
もしウィープが出場できなければリザーブのシニオが繰り上げ先発出場、リザーブにカウワンが座ることになる。
ウィープ自身は3日の最終戦出場に非常に前向きで、「監督もコーチも(ウィープ自身の出場を)期待している」と話している。
オールブラックスはファーストチョイスのSHであるケラハーを初戦序盤で欠き、ウィープはその代役を果たしてきただけに、
出場の可否はチームに微妙な影響を与えそう。
【番外】
元オーストラリア代表ワラビーズで現日本のクボタスピアーズ所属のトウタイ・ケフが1日、
2007年の早期にクイーンズランドに復帰し、フランスでの2007年ラグビーワールドカップへの出場を目指す考えを表明した。
ケフは1999年W杯の優勝メンバーだが、2003年W杯で首と肩を故障したことから出場機会を得られず、
その後日本のクボタに移籍したことで代表から退いていた。
このほどオーストラリア協会が発表したチーム・オブ・ディケイド(10年間のベストチーム)
にもファーストチョイスのNo.8ととして選出されるなど、豪州国内での評価も高く、本人も「自身の国際試合のキャリアはまだ途上にある」
として、代表復帰への意欲を見せている。