トライネイションズ2005第6戦(今季最終戦)は、ニュージーランドはオークランド、イーデンパーク競技場で3日、行われる。 そのニュージーランド代表オールブラックスとオーストラリア代表ワラビーズの両チーム出場選手が31日までに発表された。
<オールブラックス>
1 トニー・ウッドコク
2 ケヴィン・メアラム
3 カール・ハイマン
4 クリス・ジャック
5 アリ・ウィリアムズ
6 シオネ・ラウアキ
7 リッチー・マッコウ
8 ロドニー・ソーイアロ
9 ピリ・ウィープ
10 レオン・マクドナルド/ルーク・マカリスター
11 ジョー・ロコゾコ
12 アアロン・メイジャー
13 タナ・ウマンガ
14 ダグ・ハウレット
15 ミルズ・ムリアイナ
(リザーブ)
16 ダレン・ウィットコム
17 グレッグ・サマヴィル
18 ジェームズ・ライアン
19 マーティ・ホラー
20 ケヴィン・シニオ
21 ルーク・マカリスター
22 コンラッド・スミス
FLジェリー・コリンズが、南アのヤコ・ファン・デル・ ヴェストハイゼンを殴ったことによる2週間の出場停止処分で交代を余儀なくされたオールブラックスは、 交代要員としてオークランドのジェロム・カイノを召集したが、先発にシオネ・ラウアキ、控えにマーティ・ホラーを起用してきた。 ラウアキにとっては千載一遇のチャンスといえそう。
また、初戦から活躍の場のなかったリコ・ギアに変えて先週からスコッド入りしたダグ・ハウレットを先発起用。グレアム・ ヘンリー監督は「リコ・ギアがスーパー12と先週まで見せた活躍と同じくダグ・ハウレットはNPCで(オークランド代表として) すばらしいプレーを見せていた」として、一時は落選したハウレットへのチャンスを再び与える決意を示した。
<ワラビーズ>
1 ビル・ヤング
2 ブレンダン・キャノン
3 アル・バクスター
4 マーク・チザム
5 ナイサン・シャープ(副将)
6 ロッキー・エルソム
7 フィル・ウォー
8 ジョージ・スミス
9 ジョージ・グレーガン(主将)
10 マット・ロジャース
11 ロート・トゥキリ
12 モーガン・トゥリヌイ
13 クライド・ラスボーン
14 マーク・ジェラード
15 ドリュー・ミッチェル
(リザーブ)
16 アダム・フレア
17 マット・ダニング
18 アレックス・カナール
19 ジョン・ロー
20 クリス・ウィタカー
21 ラクラン・マッカイ
22 ロイド・ジョアンソン
(23 スコット・ファイヴァ、ニック・ヘンダーソン)
ラーカム、ポール、モートロックらに続いてギタウ、フラットリー、ヴィッカーマン、ライアンズ、スティーヴン・ モアなどけが人続出で瀕死の状態となったワラビーズは、代表では初となるロジャースのフライハーフ起用に踏み切った。控えフライハーフ (ユーティリティ)はNSWワラタスからWAウェスタン・フォースへ移籍したラクラン・マッカイ。その他バックスラインは、ラスボーン、 ジェラードが顔を揃えて何とか体裁を保った印象となった。
フォワードには負傷のライアンズに代わってジョージ・スミスがNo.8へ。ジョン・ローはスーパーサブとして控えに回る。 ヴィッカーマンの交代でチザム、控えにはNSWのLOアレックス・カナールが抜擢された。
主将のジョージ・グレーガンは、これで元イングランド代表のジェイソン・レナードが持つキャップ数世界記録に並ぶ (前回出場時の114キャップとの本ブログ記事は113キャップの誤り)ことになる。
オールブラックスにとっては勝てば優勝、敗れれば2位の重要な一戦となるが、 既に最下位の決まっているワラビーズにとっては今季全敗のかかった死に物狂いの一戦となる。
ジョージ スミスは、No.8を上手にこなせるのでしょうか?マット ロジャースのゲームコントロールもどうか?
豪州としては、苦戦必至でしょうが、勝負は下駄を履くまでわからないと思います。
ジョージ・スミスのNo.8はライアンズなどが途中で退いたときなどに時々やっているのを見かけますが、それ自体悪くないとは思います。
ただ、問題はラインアウトを中心とするセットプレーで、フォワードの大幅な強化に成功したABs相手でどこまで抵抗できるのか、不安が付きまといます。
ロジャースのFH起用も現状やむを得ないところでしょうし、これに関してはコメントのしようがないですね。おっしゃる通り下駄を履くまでわからないということでしょう。
ここまできたら最後くらい思い切りよく豪州らしさを存分に出して欲しいところです。私の期待はそれだけです。
CTBのリターンからブレイクする能力はユニオンでも必見間違いなしですよ。二人めのFBを堪能しましょう。