欧州強豪6カ国(フランス、イングランド、アイルランド、ウェールズ、スコットランド、イタリア) のクラブが集い最強を決するハイネケン欧州杯決勝が22日、スコットランドのマレーフィールドで行われた。
決勝はフランス勢同士の対決、フランス選手権でもしのぎを削る両雄スタッド・フランセとトゥールーズの対戦となった。
いずれも伝統ある古豪で強豪、しかも互いに手の内を知り尽くしたライバル同士だけに、一歩も譲らない接戦が展開された。
試合結果詳細は続きへ。
出典: Planet-Rugby (英文)
<試合結果>
スタッド
・フランセ vs トゥールーズ
------------------------------
12 合計 18
------------------------------
12 前半 6
0 後半 6
------------------------------
0 延長 6
------------------------------
0 トライ 0
0 ゴール 0
4 PG 5
0 DG 1
<得点>
スタッド・フランセ:
PG: シュケラ(4)
トゥールーズ:
PG: エリッサルド(3)、ミシャラク(2)
DG: ミシャラク
互いに手の内を知り尽くしたライバル同士の対決は、息詰まるデッドヒートの末、 トゥールーズに軍配が上がった。
前半主導権を握るスタッド・フランセは、好調、 フライハーフのシュケラが4PGと攻めあぐねながらも敵陣で確実に得点機をものにしてリード。 トゥールーズもエリッサルドのPGで何とか食らいついて12−6として前半を終了。
風向きの変わった後半は徐々にトゥールーズがエリッサルド、 ミシャラクを中心としたバックスの動きでリズムをつかみ、CTBジョジオンが絶妙な攻めで相手のペナルティを誘い、 すかさずエリッサルドがPGを決めて3点差に。その後一進一退が続いて迎えた後半79分。 退いたエリッサルドに代わってプレースキッカーを務めるミシャラクが重要な場面できっちりとPGを決めて同点。前後半で決着つかず、 規定により前後半10分ずつの延長戦へ突入した。
延長戦序盤にスタッド・ フランセがPGのチャンスを得るも校長だったシュケラがこれを外し、 代わりに相手人に攻め込んだトゥールーズがミシャラクのPGでこの試合初めてのリードを奪った。 後半に入ってもプルース主将の冷静な判断の元、ミシャラクが得意のDGを決めて勝負あり。 試合巧者のトゥールーズが2年ぶり3度目の欧州杯制覇を成し遂げた。
マン・オブ・ザ・マッチは、攻守に光るプレーを連発したトゥールーズのジョジオン。