スーパー12もいよいよ最終週へ。まずは既に決勝進出を決めた両チーム、クルセイダーズとハリケーンズのニュージーランド勢の対決。
クルセイダーズは前節こそボーナスポイントは奪えなかったが、 勝つ試合はほぼ全てボーナスポイントを獲得するなど安定した勝ちっぷりで既に2位以内は確実。今節はワラタスと1位をかけての争いとなる。 メンバーは余裕の構えで、好調カーターに代えてこれが最後のリーグ戦となるマーテンズを先発に起用。また、ラルフを初めてCTBで起用し、 控えながら切れのある動きを見せていたハミルトンをWTBの先発に。実績よりも久々登場の選手たちに奮起を促す形をとった。 選手層の厚みは相当なもので、これでも十分戦えると見られる。
一方ハリケーンズは主将ウマンガが手の負傷もあって今節は休養。代わって主将はソーイアロが、 CTBはトゥイプロトゥがそれぞれ務める。SHのアイザック・ボスをFBに起用するなど、バックスラインとしては異例の抜擢だが、 吉と出るか凶と出るか、注目したい。
<注目選手>
クルセイダーズ: スコット・ハミルトン(11)
久々の奮起に燃える。FB/WTBとして常にひたむきさとスピードをおしげなく出せる好漢。
クルセイダーズにあってはなかなか出場機会もないが、実力は一級品で、即活躍も十分可能な逸材。
ハリケーンズ: アイザック・ボス(15)
通常ならSHでここまでウィープの控えに回っていたが、ウマンガの負傷などで急遽FBでの出場。
感の良さと切れのある動きでFBをどこまでこなせるか見守りたい。もっさりとしたひげがトレードマーク。
<過去の対戦>
クルセイダーズ: 6勝1分(内ホーム3勝1分)
ハリケーンズ: 3勝1分(内ホーム2勝)
基本的にはホーム/アウェイともクルセイダーズ優勢だが、昨年の最終戦同じカードで、11位と低迷したハリケーンズが勝利したように、 ライバル意識から来る善戦は十分に考えられる。
勝つならクルセイダーズが10点以上。ただ可能性としては接戦でハリケーンズも。
参考: Planet-Rugby (英文)
<出場選手>
クルセイダーズ:
15 レオン・マクドナルド、14 リコ・ギア、13 ラルフ、12 アアロン・メイジャー、11 ハミルトン、10 マーテンズ、9
マーシャル、8 ブルームホール、7 リオオ、6 ソーン(Capt.)、5 フィリポ、4 ジャック、3 ジョンストーン、2 フリン、
1 サマヴィル
リザーブ: 16 コペラニ、17 フィーク、18 トゥイアイリィ、19 マッコウ、20 ナットブラウン、21 カーター、 22
デラサウ
ハリケーンズ:
15 アイザック・ボス、14 ファアタウ、13 コンラッド・スミス、12 トゥイプロトゥ、11 ノヌ、10 ゴッパース、9
ウィープ、 8 ロドニー・ソーイアロ(Capt.)、7 ヘリング、6 マソイ、5 アンドリュース、4 ケネディ、3 フェアブラザー、
2 ジョー・ウォード、 1 ティアラタ
リザーブ: 16 ホア、17 ペン、18 ティト、19 ジェリー・コリンズ、20 フルーティ、21 ホズィア・ギア、22
ジャスティン・ウィルソン