イングランド・チューリッヒ・プレミアシップは、リーグ戦を終え、決勝トーナメントに入った。優勝決定戦となる上位3チームでのトーナメント(リーグ2位と3位が準決勝を行い、その勝者が1位と決勝を戦う)とともに、リーグ戦5位以下の上位チームのうち、イングランド国内カップ戦パワージェン・カップ優勝のリーズ・タイクスを除く4チームによるワイルドカード(※)戦が行われ、その準決勝(1回戦)もともに行われた。
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参考: BBCスポーツ (英文)
※ワールドカード:ラグビーの欧州クラブ最強決定戦、ハイネケン欧州杯へのイングランド協会が持つ6つの出場権のうち、パワージェンカップ優勝、イングランド・プレミアシップリーグ戦上位4チームのほか、残る1つの席(パワージェンカップ優勝がプレミアシップ上位4チームなら残り2席)を争う。
<試合結果>
【5月6日(金)】
ワイルドカード戦準決勝1: サラセンズ 28 vs 10 ウスター・ウォーリアーズ
リーグ戦上位(5位)のサラセンズが、順調な仕上がりを見せて今季プレミアシップ参入のウスターを寄せ付けず、快勝した。ウスターはシーズン終盤で見せた粘りを最後ようやく再現したが、一歩及ばなかった。
【5月7日(土)】
準決勝: ロンドン・ワスプス 43 vs 22 セール・シャークス
自力に勝るワスプスが、連覇を目指しての初戦セール戦を逆転でものにして決勝に駒を進めた。セールは前半シャバル、ホワイト、クエトの3トライでワスプスからリードを奪い、前半22−17で折り返すが、後半になって勢いはワスプスの一方的な流れに変わり、エリンリ、サイモンショーのトライなどで一気に逆転を許し、追いつくことはできなかった。
【5月8日(日)】
ワイルドカード準決勝2: グロスター 23 vs 16 ニューカッスル
リーグ戦終盤で勢いを失ったグロスターが、ゴマソール、マクラエのハーフ団による活躍などでニューカッスルを逆転し、勝利を飾った。
ニューカッスルは復帰したウィルキンソンのPGと元豪州代表バークのトライで前半リードを奪ったが、後半徐々にペースを奪われ、逆転を許した。
<決勝組み合わせ>
決勝: レスター・タイガース(リーグ1位) vs ロンドン・ワスプス(リーグ2位・準決勝勝者)
ワイルドカード: サラセンズ(リーグ5位) vs グロスター(リーグ6位)