欧州クラブチームNo.1を決定するハイネケン欧州杯準決勝が23日(土、スタッド・フランセ(仏)対ビアリッツ(仏))と24日(日、レスター・タイガース(英)対トゥールーズ(仏))に分かれて行われた。
<試合結果>
【4月23日(土)】
スタッド・ ビアリッツ
フランセ(仏)vs (仏)
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20 合計 17
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3 前半 9
17 後半 8
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2 トライ 1
2 ゴール 0
2 PG 4
0 DG 0
得点:
スタッド・フランセ
トライ フィヨル、ドミニシ
ゴール フィヨル(2)
P G フィヨル(2)
ビアリッツ
トライ ブリュスク
P G ヤシュヴィリ(4)
フランス勢同士の対決となった準決勝第1戦は、ビアリッツのヤシュヴィリがRBSシックスネイションズから引き続いて好調なPGで得点を重ね、前半リードして後半へ。ところが後半はスタッド・フランセの猛反撃に遭い、苦しい展開に。今期シックスネイションズでは出場機会のなかったフランス代表FBブリュスクのトライで逃げ切りを図ったが、最後は終了間際のドミニシのトライでついに逆転。終了直前まで勝利を確信していながらの惜しい敗戦となった。
スタッド・フランセは前半スローな立ち上がりでやきもきさせる場面もあったが、結局は試合巧者振りを発揮。後半からじわじわと底力を発揮してフライハーフのフィヨル、エースWTBドミニシがベテランらしい動きで得点機を確実にものにし、劇的な逆転劇を演じて見せた。
【4月24日(日)】
レスター・
タイガース トゥールーズ
(英) vs (仏)
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19 合計 27
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9 前半 10
10 後半 17
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1 トライ 3
1 ゴール 3
4 PG 2
0 DG 0
得点:
レスター・タイガース
トライ ヴァーンデル
ゴール グード
P G グード(4)
トゥールーズ
トライ マカ、エリッサルド、ミシャラク
ゴール エリッサルド(3)
P G エリッサルド(2)
一進一退の大熱戦となった準決勝第2試合。
英国勢最後の砦となったレスターが、プレミアシップでの好調さを発揮してグードのPGにつなげ、得点を重ねる一方、トゥールーズも今季出番のなかったシックスネイションズの鬱憤を晴らすかのようにSHエリッサルドが軽快なパスワークと安定したプレースキックでトライ、ゴールを演出し、前半を10−9トゥールーズリードで折り返した。
後半に入るとフランスらしい展開ラグビーを仕掛けるトゥールーズが一気にペースを奪い、好調エリッサルド自らトライとゴールを決め、さらにフランス代表フライハーフ、ミシャラクがトライを奪ってここで勝負あり。2年ぶりの優勝へまた一歩大きく近づいた。
レスターも終盤ヴァーンデルのトライで追い上げたが、後半序盤の劣勢を取り戻すことはできず、ここで敗退。これですべての英国勢が敗れ、欧州杯は2年ぶりにフランス勢に戻されることが決まった。
参考: Planet−Rugby (英文)