2005年04月13日

[Lions]ウッドワード監督、「ウィルキンソン招集もある」

11日、2005年ニュージーランド遠征のライオンズ・スコッドを発表したウッドワード監督は、今回選出された選手、そしてウィルキンソンを含む不選出の選手について、次のように語り、ウィルキンソンの更なる召集を示唆した。

──イングランド代表20名の多数選出について

ウッドワード監督: もし今週末我々が試合をするなら、スターティングXVはその大半がウェールズとアイルランドだろう。イングランドは2名、スコットランドからは1名。ただ、あんまり深読みするべきじゃないと思う。過去2回のライオンズツアーと同じようにね。
私は長く熱心にあらゆるポジションについて見てきたし、そのポジションにベストな選手を選んだつもりだ。テストマッチを戦える潜在能力を持った選手たちをね。
選手たちは何か良いところがあって選ばれるべきもので、各国から満遍なく選ばれるものではない。そんなことをするのは災難のもとだ。

──今回ライオンズ除外されたウィルキンソンはじめとする選手たちについて

ウッドワード監督: ジョニーは私がこれまでかかわってきた人々の中で精神的に最もタフな人物の一人だろう。彼はきっと彼のベストな状態で復帰するはずだ。単にタイミングの問題だと思っている。
もし彼が次の(ライオンズが英国およびアイルランドを発つ)6週間のうちに彼のクラブでプレーできれば、彼をスコッドに帯同させるつもりだ。このとこは他のフライハーフたち(スティーヴン・ジョーンズ、ロナン・オガーラ、チャーリー・ホッジソン)と会話して彼らの了解を得ている。
私はジョニーがどれだけプレーしたがっているか、ライオンズのサポーターがどれだけ彼を欲しているか、そしてニュージーランドの人たちがどれだけ彼のプレーを見たがっているかをよく理解している。もしそうなれば全て良し、すばらしいことだが、彼がテストチームにいるかどうかは残念ながら保証できない。

──ニール・バック、ローレンス・ダラーリオら、代表を引退した選手の起用について

ウッドワード監督: ニュージーランドでプレーするにはあるタイプの選手が必要とされる。私はバックの起用を考えるのに長く考える必要はなかった。それはダラーリオについても同じだ。
ライオンズ・ツアーはワールドカップのようなもので、勝たなければならない。これから開発していく余裕などないんだ。

出典: BBCスポーツ ラグビーユニオン (英文)

posted by 晴耕雨読 at 11:31| Comment(2) | TrackBack(0) | [Other]その他トーナメント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
本日のサンスポに次のような記事がありました。
 
03年W杯でイングランドを世界一に導いたクライブ・ウッドワード氏が監督を務めることもあって、イングランド色の強いメンバー構成になっているのが特徴。ことに、今季6カ国対抗で全勝優勝を果たしたウェールズから10人しか選ばず、ダラーリオ、バック(ともにFW第3列)といった代表から退いていたイングランドのベテランをメンバーに加えたこともあり、ウェールズの有力紙「ウエスタン・メール」では、“スキャンダル”として激しく批判している。

01年のG.ヘンリーのライオンズも強力でしたけど、チーム内の反ヘンリー派の出現が負け越しの遠因になったようですね。
ライオンズをまとめるのは大変なのでしょうね。
清宮氏に監督やってもらいましょうか?
(ふざけたこと書いて申し訳ありません)
Posted by LOMM at 2005年04月17日 10:59
LOMMさん、こんにちは。

サンスポの記事読みました。
元イングランド代表監督が選抜してイングランド代表が今季グランドスラムのウェールズの倍という結果なら間違いなく批判の対象になりますよね。
ただ、やはり監督のやりたいこと、基本的な方針のようなものはあるだろうし、それに合った(結果として勝てるかどうかは別として)選手を選ぶことも監督の権限だし、逆にそれだからこそ結果が出ないときには責任を取る、というルールや役割が明確化されていれば私は良いと思っています。実際にはウェールズからもヘンソンはじめ、G.トーマス、M.ウィリアムズ、S.ウィリアムズ、S.ジョーンズら活躍の選手たちが当然のごとく選ばれていますからね。実際イングランドの選手層の厚みは周知の通りと思います。

一応言っておくと、ウッドワード監督をかばい立てするつもりは毛頭なく、むしろ氏の方針や選抜には個人的に賛成できない点が(イングランド監督時代から)多々あります。ただ、氏の実績(W杯優勝など)は申し分なく、全件委任されている以上こちらは全てを託すしかないと思っているということです。

チームのまとめについては監督ももちろんですが主将(副将含む)の役割も重要ですね。オドリスコルのキャプテンシーにも大いに注目したいと思います。

Posted by ラグビーファン at 2005年04月21日 12:52
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