欧州クラブチームNo.1を決めるハイネケン欧州カップが1日〜3日、欧州各地で開催された。各地の試合結果をダイジェストで。
結果は続きに記載。参考: Planet−Rugby (英文)。
<試合結果>
【4月1日(金)】
トゥールーズ(仏) 37 vs 9 ノーサンプトン・セインツ(英)
リーグ戦から好調のフランス、トゥールーズは前半から攻撃面で圧倒し、ミシャラク、ヘイマンのトライとエリサルドのゴールで14点を獲得。ドラムの2PGのみにとどまるノーサンプトンを寄せ付けなかった。後半もクラーク、ラビのトライとエリサルドのゴール、ミシャラクのPG、DGなど多彩な攻撃で得点を重ねたトゥールーズが2年連続決勝進出の実力を如何なく発揮して決勝初戦を突破した。ミシャラクがマン・オブ・ザ・マッチの活躍を見せ、復調を大きくアピールした。
ノーサンプトンはプレミアシップでの苦しい事情を振り払うここまでの欧州杯での活躍もここまで。攻撃力に勝るトゥールーズの前に防戦一方で攻め手を失い、あえなく決勝初戦敗退となった。
【4月2日(土)】
スタッド・フランセ(仏) 48 vs 8 ニューカッスル・ファルコンズ(英)
ウィルキンソンの復帰もうわさされたニューカッスルだったが、結局リザーブにも名前はなく、フライ・ハーフはウォルダー、キッカーはマシュー・バークで臨んだファルコンズ。しかし、フランスの強豪スタッドフランセの前になすすべなく、7トライ48得点を献上する大敗を喫してしまった。
スタッド・フランセはFBオリヴィエ・サラメアがハットトリックの活躍を見せるなど縦横無尽の攻撃でニューカッスルを圧倒し、余裕の準決勝進出を決めた。
レンスター(愛) 13 vs 29 レスター・タイガース(英)
予選リーグで圧倒的な強さを見せ、余裕の1位通過だったレンスターが、シックスネーションズでは苦戦を強いられたイングランドのレスタータイガースに大苦戦。ダーシーは不在であるものの、オドリスコル主将やアルゼンチン代表のコンテポーミなど実力者揃いの布陣で臨んだが、レスターの圧倒的な運動量の前にフォワードが劣勢に立ち、グードの効果的なキックで得点を重ねられ、結局なすすべなく初戦敗退の憂き目に遭った。
レスターは試合前までに敗れた英国2チームに続く英国勢の敗退は是が非でも避けたいところだったが、気負いは感じられずプレミアシップでの好調さをそのまま発揮して勢いある攻撃を見せた。グードのプレースキックも相変わらず冴え、ペースを最後まで失わず完勝といえる内容を残した。
【4月3日(日)】
ヤシュヴィリ、トライユ、ベッツェンら今季シックスネーションズで活躍したフランス代表を多数擁するビアリッツが好調なヤシュヴィリのプレースキックで試合を優位に進め、トライ数は同じながら結果PGの差でアイルランドのマンスターを退け、準決勝進出を決めた。
マンスターは終始奮闘を見せたものの、大事なところでのぺなるちぃ−からPGを確実に決められて流れを失った。
<準決勝組合せ>
1: トゥールーズ(仏) vs レスター・タイガース(英)
2: スタッド・フランセ(仏) vs ビアリッツ(仏)
フランス勢3チームが全て残り、他はイングランドのレスターただ一つという構成となった。トゥールーズは昨年準優勝の雪辱を期す。