スーパー14のプレーオフが19日〜20日(準決勝)及び27日(決勝)に行われた。試合結果を続きへ。
【2006年5月19日(金)】(準決勝1)
ハリケーンズ 16 vs 14 ワラタス
【2006年5月20日(土)】(準決勝2)
クルセイダーズ 35 vs 15 ブルズ
【2006年5月27日(土)】(決勝)
クルセイダーズ 19 vs 12 ハリケーンズ
<総評>
準決勝は、まずハリケーンズとワラタス。まさに「死闘」と呼べる壮絶な攻防戦を制したのは、地元ハリケーンズ。ウィープ、ホルウェル、 ゴッパースと3人のキッカーが3つのPGを決めるなど総力戦できわどい勝利をものにした。 ワラタスもヒューワットのトライやPGなどで後半一時は逆転劇を演じたが、主将のウィタカーが退いてからやや流れを失い、僅差敗れた。
マン・オブ・ザ・マッチはワラタスのトゥキリ。
準決勝2つ目はシーズン当初から優勝候補の大本命、 クルセイダーズとリーグ戦最終週の劇的な逆転で決勝トーナメント進出をつかんだブルズの対戦。 前半から攻守に積極的なブルズが勢いに勝りハバナのトライなどで接戦に持ち込んだが、 後半に入ってもペースに乱れのない試合後者のクルセイダーズは徐々にペースの落ちたブルズを次第に突き放し、ギアの2トライやジャック、 フリンらフォワードがラインに絡むトライなど終わってみれば5トライの圧勝。ブルズの決勝進出はまたしてもお預けとなった。
マン・オブ・ザ・マッチは、クルセイダーズの主将、リッチー・マッコウ。
1週間を置いて決勝戦は地元クライストチャーチで連覇を狙うクルセイダーズ対ハリケーンズのニュージーランド対決。 試合開始から反対側のゴールポストすら見えない濃霧の中で行われた試合は、そのコンディションも手伝ってロースコアの大接戦に。 ウィープのPGで先制したハリケーンズだったが、すぐさまクルセイダーズSOカーターにPGを返されて逆転を許すと、 なかなか得点圏に陣地を進めることが出来ず、後半、この試合唯一のクルセイダーズCTBラウララによるトライが決勝点となり、 クルセイダーズがスーパー14初代チャンピオンに輝いた。クルセイダーズの優勝はスーパーラグビー通算6度目となる。
マン・オブ・ザ・マッチはクルセイダーズFBレオン・マクドナルド。
決勝は濃霧のため思った感じの試合にならず、残念でした。それにしても、カーターは凄いなあ。