スーパー14の2006年シーズン第13週の試合結果を続きへ。
今週の試合結果で決勝トーナメント進出の4チームがほぼ出揃うことになるため、各チームとも最後の踏ん張りどころとなっている。
【2006年5月5日(金)】
ハリケーンズ 26 vs 22 レッズ
ブルズ 17 vs 35 クルセイダーズ
【2006年5月6日(土)】
チーフス 37 vs 33 ワラタス
ブランビーズ 26 vs 28 ハイランダーズ
チータース 14 vs 16 ウェスタン・フォース
シャークス 24 vs 17 ストーマーズ
キャッツ 34 vs 33 ブルーズ
<順位表>
順位
チーム 試 勝 敗 分
4T 7L 点 得 失
差
---------------------------------------------------------------
○第1位 クルセイダーズ 12 10 1 1 4
1 47 379 207 +172
○第2位 ワラタス 12
9 3 0 6 2 44 348
173 +175
○第3位 ハリケーンズ 12 9 3
0 5 2 43 309 212 + 97
第4位 ブランビーズ 12 8 3
1 3 1 38 323 236 + 87
---------------------------------------------------------------
第5位 シャークス 12 6
6 0 4 5 33 320 272 +
48
第6位
ブルズ 12
6 5 1 4 3 33 312
280 + 32
×第7位 チーフス 12
6 5 1 3 3 32 295
289 + 6
×第8位 ブルーズ 12
6 6 0 4 1 29 281
318 - 37
×第9位 ハイランダーズ 12 6 6 0 0
2 26 212 254 - 42
×第10位 ストーマーズ 12 4 7
1 1 4 23 253 291 - 38
×第11位 チータース 12 4
8 0 3 4 23 244 344
-100
×第12位
レッズ 12
3 9 0 1 5 18 218
304 - 86
×第13位 キャッツ 12
2 9 1 2 2 14 197
377 -180
×第14位 W・フォース 12 1 9
2 1 2 11 198 332
-134
(※先頭の○/×は決勝進出可否)
<総評>
首位のワラタスはアウェイで決勝進出の望みを捨てないチーフスと対戦。チーフスはトゥイトゥポウ、 ムリアイナのブルーズからの移籍コンビが獅子奮迅の活躍を見せてあらゆる場面でうまく得点機を作るワラタスの波状攻撃を凌ぎ、 攻めても欲しい場面でトライやPGを効果的に積み上げて勝利。地元ハミルトンのファンを沸かせるとともに、 この時点での決勝進出の希望は継続させることに成功した。
先週2位に降格したクルセイダーズは、主将マッコウは引き続いて休養したものの、カーター、マクドナルドらの主力を前半から投入。 アウェイでも力の差を見せ付けて快勝し、再び首位に返り咲いた。 ブルズは敗れはしたものの決勝進出の可能性はこの時点で4位ブランビーズの結果待ちとなった。
3位ハリケーンズは先週ブランビーズに完封されて勢いも衰えたと見られていたレッズに思わぬ逆襲をくらって最後まで結果のわからない大接戦に。 結果はゴッパースのPGで何とか逃げ切り決勝進出を決めたが、ホームでの失態に首脳陣は頭を抱えた。
4位ブランビーズはすでに決勝進出の可能性のなくなっていた10位ハイランダーズによもやの敗戦。 最後までもつれた試合を演じたこと自体がホームで圧倒的な強さを誇っていたブランビーズの弱点を露呈させた。 エースのラーカムも復帰の目処は立っておらず、次週のクルセイダーズ戦の結果に決勝進出をかけるという大きな不安要素を抱えてしまった。
5位以下はシャークスがストーマーズを降して得失点差でブルズを抜いて5位に浮上。6位ブルズとともに、 次週4位ブランビーズがノーポイントで敗れ、シャークス、ブルズ側がボーナスポイントでの勝利、加えてブランビーズとの得失点差 (シャークスが39点、ブルズが55点の差)を上回る点差で決着すれば順位交代もありうることとなった。
なお、順位は最下位ながら、新チーム、オーストラリアのウェスタン・フォースがアウェイの同じく南アフリカの新チーム、 チータース戦でうれしい初勝利を挙げている。