今季(2005秋〜2006年春)からイングランドのプロクラブとウェールズのスーパークラブの合同で行われることになったアングロ・ ウェルシュ・パワージェン・カップ(旧パワージェンカップはイングランドの国内トーナメント方式カップ戦)の決勝が、この4月9日、 イングランドのトゥイッケナムで行われ、3月4日に行われた準決勝で、それぞれレスター、バース(ともにイングランド) を破って決勝進出していたロンドン・ワスプス(イングランド)とスラネスリ・スカーレッツ(ウェールズ)が対戦し、26対10 (前半10対10)でイングランドのロンドン・ワスプスが優勝。アングロ・ウェルシュ杯となって初の栄冠を手にした。
ワスプスは前半、イングランド代表WTB/FBのトム・ヴォイスが鮮やかに切れ込んで先制トライを奪ったが、 スカーレッツも負けじとFBバリー・デーヴィスのトライなどで前半を10対10の同点で凌いだ。
しかし、スカーレッツ主将でアイルランド代表FLサイモン・ イースタビーが26分に負傷退場して流れを失ったスカーレッツはワスプスの猛攻を支えきれずにまたしてもWTBトム・ ヴォイスにトライを許し、FBファン・ギスバーゲンの正確なゴール、PGなどで加点したワスプスの前に得点を挙げられず、 結局26対10で敗退。イングランドとウェールズの合同トーナメントとしては初の栄冠はワスプスに輝いた。
<試合結果>
スラネスリ・スカーレッツ 10(10) vs 26(10) ロンドン・ワスプス
スカーレッツ: トライ→B・デーヴィス、ゴール→ハーカス、PG→ハーカス
ワスプス: トライ→ヴォイス(2)、ゴール→ファン・ギスバーゲン(2)、PG→ファン・ギスバーゲン(3)、 DG→キング