2006年02月23日

[6N]シックスネイションズ2006 第3週 出場選手&プレビュー

ラグビー欧州6カ国対抗の第3週がいよいよ週末に迫った。 今週は6カ国で唯一の2敗ながら内容的にはチームの力を上げているベルビジェ新監督のイタリア代表が、その監督の母国フランス代表に挑むほか、 スコットランド、マレーフィールドでのスコットランド代表対イングランド、 アイルランドはランズダウンロードでのアイルランド代表対ウェールズ代表という重要な試合が行われることになる。

今季好調のスコットランドが、6カ国唯一の全勝イングランドのグランドスラムを阻止できるかに注目が集まっているが、 このスコットランド対イングランド戦は世界最古のラグビーテストマッチとしての伝統の一戦でもあり、国の威信を懸けた戦いとなる。

日曜日には昨年のグランドスラム王者ウェールズがアイルランドとアウェイのランズダウンロードで対戦する。 ラドック監督の更迭問題や主将のトーマスを欠く苦しいチーム状況は変わらないが、 ヘンソンの復帰など明るい話題もあり期待のかかるウェールズに対して、 オドリスコル率いるアイルランドも地元ランズダウンロードで負けられない一戦を迎えることになる。

出場選手など詳しい情報は続きへ。

【2006年2月25日(土)】

フランス vs イタリア (フランス、パリ、スタッド・ドゥ・フランス)

フランス代表: 15 トマ・カスタニェード、14 オレリアン・ルージュリー、13 フロリアン・フリッツ、12 ダミアン・トレイユ、 11 クリストフ・ドミニシ、10 フレデリック・ミシャラク、9 ジャン=バティスト・エリッサルド、8 トマ・リーヴルモン、7 オリヴィエ・マーニュ、6 ヤニック・ニャンガ、5 ジェロム・チオン、4 ファビアン・プルース(主将)、3 ピーター・ドゥ・ヴィリエ、2 ラファエル・イバネス、1 オリヴィエ・ミルー (リザーブ) 16 セバスチャン・ブリューノ、17 シルヴァン・マルコネ、18 リオネル・ ナレ、19 ジュリアン・ボネール、20 ディミトリ・ヤシュヴィリ、21 ダヴィド・マルティ、22 セドリック・エマンス

イタリア代表: tbc

(プレビュー)

イタリア代表監督に就任して初めてのフランスへの凱旋帰国となるピエール・ベルビジェが母国フランスの代表スコッドに挑む一戦。 ベルビジェの新体制になってからイタリア代表は着実にその力を上げてきており、前2戦アイルランド戦、 イングランド戦では敗れはしたものの善戦を見せて両国を苦しめた。

優勝候補筆頭のフランスも初戦スコットランド戦では思わぬ敗戦を喫し、決して本調子とは言えない出来だけに、 監督の母国でよもやの金星ももはや夢ではない。

一方のフランス代表は、 怪我で出遅れていたFBカスタニェードが復帰してフランスらしいひらめきと機微にあふれた展開ラグビーの復活に期待をかける。 CTBジョジオンの欠場は痛いが、ビアリッツのトレイユが久々に先発復帰してその穴を埋めることに。また、 WTBにはベテランのドミニシが引き続いて起用され、味のあるプレーでチームを引っ張る。 フォワードにもNo.8にリーヴルモンが起用されるなどルース・ フォワードの展開力を活かしたゲームを期待するラポルト監督の意図が伝わってくる。

今季は今ひとつのゲームが続いているだけに、世界ランクでは大きく格下のイタリアにはすっきりと勝って翌々週からのウェールズ、 イングランド両国との戦いに向けて調子を上げて行きたいところだろう。

注目選手: トマ・カスタニェード(フランス、15)、ミルコ・ベルガマスコ(イタリア、12)

スコットランド vs  イングランド (スコットランド、エディンバラ、マレーフィールド)

スコットランド代表: 15 ヒューゴ・サウスウェル、14 クリス・パターソン、13 マーカス・ディ・ロッロ、12 アンドリュー・ ヘンダーソン、11 ショーン・ラモント、10 ダン・パークス、9 マイク・ブレア、8 サイモン・テイラー、7 アリスター・ホッグ、6 ジェイソン・ホワイト(主将)、5 アリステア・ケロック、4 スコット・マクロード、3 ブルース・ダグラス、2 ダギー・ホール、1 ギャヴィン・ケール (リザーブ) 16 ロス・フォード、17 クレイグ・スミス、18 ネイサン・ハインズ、19 ジョン・ペトリー、20 クリス・カジター、21 ゴードン・ロス、22 サイモン・ウェブスター

イングランド代表: 15 ジョシュ・ルーシー、14 マーク・クエト、13 ジェイミー・ヌーン、12 マイク・ティンドル、11 ベン・コーイン、10 チャーリー・ホッジソン、9 ハリー・エリス、8 マーティン・コリー(主将)、7 ルイス・ムーディ、6 ジョー・ ウォーズリー、5 ダニー・グリューコク、4 スティーヴ・ボースウィック、3 ジュリアン・ホワイト、2 スティーヴ・トンプソン、1 アンドリュー・シェリダン (リザーブ) 16 ジョージ・チューター、17 ペリー・フレッシュ・ウォーター、18 サイモン・ショー、19 ローレンス・ダッラーリオ、20 マット・ドーソン、21 アンディ・グード、22 トム・ヴォイス

(プレビュー)

今季初戦でいきなり優勝候補筆頭のフランスを破って名を上げたスコットランド代表は、 前週ウェールズ戦ではよもやのレッドカード退場が響いたか、18‐28と10点差の敗退。

そのマレーは結局出場停止処分で欠場することになったが、 それでもハーデン監督はじめスコットランドスコッドはここまで全勝のイングランド戦に自信を覗かせている。特に好調なのはWTBのショーン・ ラモントで、今年から移籍したイングランドのノーサンプトンでは、先週4トライを上げる大活躍でチームの大勝に貢献した。

近年の不振を払拭する勢いを示すスコットランドがまたも地元で勢いを見せそう。

一方イングランド代表もグランドスラムに余念がない。マーティン・コリー主将はじめ、ジョシュ・ ルーシーなどベテラン勢はスコットランドを警戒して慎重なコメントをしているが、 その裏には自分たちのラグビーに撤することが出来れば確実に勝利する自信が伺え、むしろ不気味さが漂う。ロビンソン監督も怪我のマット・ スティーブンス以外はほとんどメンバーを変えず今季の選手たちに信頼を示しており、 ラグビーの母国に再び栄冠を取り戻すべく静かな闘志を燃やしている印象。 好調スコットランドといえど簡単には倒せない雰囲気が早くもかもし出されている。

注目選手: ショーン・ラモント(スコットランド、11)、ジョシュ・ルーシー(イングランド、15)

【2006年2月26日(日)】

アイルランド vs ウェールズ (アイルランド、ダブリン、ランズダウンロード)

アイルランド代表: 15 ジョルダン・マーフィ、14 シェーン・ホーガン、13 ブライアン・オドリスコル(主将)、12 ゴードン・ ダーシー、11 アンドリュー・トリンブル、10 ロナン・オガーラ、9 ピーター・ストリンガー、8 デニス・リーミー、7 デーヴィッド・ ウォレス、6 サイモン・イースタビー、5 マルコム・オケリー、4 ドンカ・オカラハン、3 ジョン・ヘイス、2 ジェリー・フラナリー、1 マーカス・ホラン (リザーブ) 16 ローリー・ベスト、17 サイモン・ベスト、18 ミック・オドリスコル、19 ジョニー・オコナー、 20 イオイン・レダン、21 デーヴィッド・ハンフリーズ、22 ジルヴァン・デンプシー

ウェールズ代表: 15 リー・バーン、14 マーク・ジョーンズ、13 ハル・ラスコム、12 マシュー・ワトキンス、11 ダフィッド・ジェームズ、10 スティーヴン・ジョーンズ、9 ドウェイン・ピール、8 マイケル・オーウェン(主将)、7 マーティン・ ウィリアムズ、6 コリン・チャーヴィス、5 ロバート・シドリ、4 イアン・ゴフ、3 アダム・R・ジョーンズ、2 リズ・トーマス、1 ダンカン・ジョーンズ (リザーブ) 16 メフィン・デーヴィス、17 ゲティン・ジェンキンス、18 ジョナサン・トーマス、19 ギャレス・デルヴ、20 マイク・フィリップス、21 ギャヴィン・ヘンソン、22 バリー・デーヴィス

(プレビュー)

昨年の覇者でグランドスラムのウェールズは、初戦のイングランド戦には思わぬ大敗を喫したものの、 前週は調子の上がっていたスコットランドを何とか退けて今季初勝利。連続グランドスラムの目標は潰えたが、 連覇に向けてアウェイの負けられない一戦を迎える。

そんな状況の中、昨年のヒーローの一人、ギャヴィン・ヘンソンが出場停止処分があけて先週のオスプリーズに出場、 上々の内容でウェールズ代表にも復帰を果たしたが、まずはリザーブ出場となった。怪我で今季欠場が確実となったトーマス主将に代わっては、リー・ バーンがFBへ、主将職はNo.8のマイケル・オーウェンが引き継いだ。好調なHBピールとスティーヴン・ジョーンズのコンビは健在で、 ここを基点にウェールズらしい展開ラグビーでアイルランドの突破力あるバックスラインを翻弄できれば、勝機は見えてくるはずだ。

対するアイルランドは、前週フランス戦では後半の後半に良いところを見せたものの力の差を見せ付けられた前半の内容に不満も多いところ。 さらにラインアウトの中心となるオコネルの欠場でセットプレーの安定性に不安がよぎる。交代要員のオカラハンの働きと、 引き続いて起用されているHOフラネリーの安定感が鍵を握るだろう。 あとはオドリスコルを中心としたバックスの突破力から得点につなげてゆくことがチームの命運を左右するだろう。

行き詰まりを見せるチームの方向性として、アップアンドアンダーやひたむきで執拗なタックルからのターンオーバーなど、 伝統的なスタイルから離れてフォワード・バックス一体の展開ラグビーへと方向転換を図る可能性もあり、その戦い方にも注目したい。

注目選手: ジェリー・フラナリー(アイルランド、2)、リー・バーン(ウェールズ、15)

posted by 晴耕雨読 at 15:20| Comment(2) | TrackBack(2) | [6N]シックスネイションズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
晴耕さん、エジンバラで大変なことが....
Jskyは、またもLIVE中継の選択を誤りましたね。

ダブリンの試合も楽しみではあります。逆風のウェールズですが、意外にランズダウンロードでは勝っているんですよね。ヘンセンがどこで出てくるか?

Posted by LOMM at 2006年02月26日 09:46
LOMMさん、こんにちは。

土曜日は仰る通りのニュースに大いに驚きましたが、日曜日もまたいろいろありましたね。

ヘンソンも初のフライハーフならもっと準備したプレーをさせてあげたかった気がします。BBCへのコメントでは「Suicidal」(自殺願望)などという不穏当な単語もちらほらで、逆に気の毒になってしまいました。次週(3月11日)はカーディフに帰って心機一転奮起して欲しいと思っています。強くなっていそうなイタリア戦でなかなかの試合になると思っていますが、いかんせんTVはついてきませんね。

スコットランドはこれで次週ランズダウンロードで勝利、なんてことになると、本当に今年の主役ですね。昨年から力を上げていることはわかっていましたが、まさかここまで力を出してくるとは正直驚きです。それにしてもラモント兄弟の兄ショーンがすさまじい活躍ですね。先週はクラブ(ノーサンプトン)でも5トライだし、今回はトライこそなかったですが、ディフェンス面で貢献しているようで、もはやチームの主軸ですね。ホワイト主将、FBパターソンとともにマン・オブ・ザ・トーナメントもしくはベストXVの有力候補と思います。

それにしても今年のシックスネイションズはいろんな意味で話題の多いシーズンになっています。W杯イヤーの来年こそせめて同一週に全ての放送を期待したいものです。
Posted by 晴耕雨読 at 2006年02月28日 13:58
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