トップリーグクラブ所属の外国人選手、特にニュージーランド出身者に続々と帰国・移籍のニュースが入っている。
先に取り上げられている大きなニュースは、今季躍進した三洋のトニー・ブラウンの南アフリカ・シャークス移籍とトヨタのトロイ・ フラベルの帰国、オークランド及びブルーズへの移籍だったが、今回新たにリコーのノーム・マックスウェルと豊田自動織機のアンドリュー・ ブロワーズの帰国が明らかになった。
マックスウェルは、長引く怪我に起因して引退を決意。帰国後ホームチームのカンタベリーでコーチに就く。 マックスウェル自身のコメントでは「(日本は)とてもすばらしいところで、チームにはとても良くしてもらった。」と好印象を残した。
一方豊田自動織機のブロワーズは、新たな活躍の場を求めて新天地ハイランダーズへの移籍を決意した。 既に今季初練習の1月5日にセッションに参加、今後はチームと来るべきシーズンに備えることになっている。
また、先にニュースとして取り上げていたトニー・ブラウンのシャークス移籍について、 シャークス側は年明け早々の帰国を希望しているが、マイクロソフトカップや日本選手権を控えた三洋側は可能な限りの残留を希望しており、 動向が注目されている。
今年の三洋の強さは、トニー.ブラウンの力が大きいと思います。まだ日本で見てみたいし、日本人にも良い手本となる選手という意味ではNo.1だと思います。それにしても、シャークスと契約するとは、なんとも意外です。ブラウンは、オタゴ一筋の男かと思っていましたが。一方、シャークスは以前から、国外の戦力を獲る傾向があるようですね。それと、独特な強化戦略を展開しているようにも見えます。ポテンシャルには底知れないものがありそう...
トニー・ブラウンはシャークスにコーチ兼任で招かれるようです。シャークスは期待のブッチ・ジェームスが怪我などでなかなかうまく機能しないことなどから(ブッチも含めて)新たなフライ・ハーフ(及びバックライン)を育てたいんだと思います。
ブラウン本人のコメントはなかなか取れませんが、三洋での経験も含めて、若い選手に対するコーチングに興味がありそうで、そういう本人の意向とも合致したんじゃないかと想像しています。
逆に三洋にしてみれば大きな痛手でしょうね。来日当初に秩父宮でもらったサインが貴重なものになりそうです。
他の南アフリカ勢ではストーマーズがアイルランド、アルスターのハンフリーズをコーチ兼任で引き抜くようで、高いポテンシャルを秘めていると思われる南ア勢がコーチも出来るベテランを活用してチームをなんとか飛躍させたいという切実な思いが伝わってくるように思われます。
今季すぐに結果が出てくるかはわかりませんが、スーパー14の南ア勢には注目かもしれません。
あと、ついでながら先にいただいていたコメントの件。
カレンダーはライオンズシリーズの最中にオークランドの書店で購入したもので、写真は主に前回のオーストラリア遠征時のライオンズと最近のテストマッチでのオールブラックスのものです。ウィルコももちろんですが、マーティン・ジョンソン主将やアイルランドのキース・ウッドなど2003W杯で引退した名選手が多く写っていて、その意味では貴重かもしれません。今年が終わっても大事に保管しておくつもりです。
トニー・ブラウンのシャークス移籍、びっくりしました。
最近、あまりラグビー関係のニュースをちゃんとチェックしていなかったもので、本当にびっきりでした。
本当に今年のS14は南ア勢、注目という感じですね…。
コメント遅くなってすみません。
今年の南ア勢はトニー・ブラウンや前記コメントのハンフリーズのほかにもフリーステート・チータース(スーパー14ではセントラル・チータース)の参加による5チームの参加で、これまで混成チームで弱くなっていると言われていたキャッツもSOプレトリアス中心に盛り上がってくるように思われ、注目です。フリーステートはあのエラスムスが監督になるようで、その点も注目ですね。南アでは選手たち以上にTVカメラが向くというくらい人気のようです。
ほか、豪州協会のページでブランビーズの4人のワラビーたちによるLO争いが熾烈だ、という記事が出ていて気になりました。
そろそろトライアルも始まり、いよいよという季節です。楽しみですね。