スーパー12第11節2日目。まずはストーマーズ対キャッツ。両チームとも決勝進出はなくなり、あとは南ア勢同士の対戦を残すのみと、体制への影響としては薄いが、それだけに損得勘定なしの肉弾戦を期待できる。
ストーマーズは、前節も内容的にはすばらしく、よく攻めていたが、如何せん肝心なところのディフェンスが不用心でポイントを挙げては追いつかれる展開に。結局最後に逆転を許してわずかに残っていた決勝進出への希望を摘み取られた。ただ、攻撃面が軌道に乗ってきたところは示し、ワトソン、バーガー、ファン・ニーケルクのバックローもフル回転で躍動しているところから、今節こそは、と期待が高まる。
キャッツは、残る南ア勢に対してすべて勝利し、いつもの指定席を覆したいところ。SHにようやくクラーセンズが復帰して開幕時の勢いを取り戻せる態勢は整えた。あとは今季好調のスカルク・ブリッツが快足披露してフォワードに活力を与えたい。スーパー14ではチームが分かれる可能性が高く、同じチームとしては最後2試合となる重要な状況で、最後の一花を咲かせたい。
<注目選手>
ストーマーズ: ブレイトン・ポールセ(15)
今週フランス行きを発表したばかりで、ついに南アでの最後のプレーが近づきつつある。本来のWTBからFBに入り、小柄な体をうまく使って大きな相手に対抗する姿は記憶に残しておきたい。
キャッツ: マイケル・クラーセンズ(9)
昨年カリー杯チータースでの活躍が認められて代表入りした。南ア選手にしては小柄だが、パスワークと切れのある動きには定評がある。今年23歳とまだまだ先のある有望株。
<過去の対戦>
ストーマーズ: 3勝(うちホーム1勝)
キャッツ: 4勝(うちホーム2勝)
キャッツ4連勝のあとストーマーズ3連勝と2001年を境にはっきりと形勢が逆転した。ホーム/アウェイよりチームの出来が影響しているようで、そうなれば調子の上がってきたストーマーズが4連勝を飾る公算が高そう。
出場選手は続きへ。
参考: Planet−Rugby (英文)
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