2005年05月06日

[S12]第11節 プレビュー ─ ストーマーズ vs キャッツ

スーパー12第11節2日目。まずはストーマーズ対キャッツ。両チームとも決勝進出はなくなり、あとは南ア勢同士の対戦を残すのみと、体制への影響としては薄いが、それだけに損得勘定なしの肉弾戦を期待できる。

ストーマーズは、前節も内容的にはすばらしく、よく攻めていたが、如何せん肝心なところのディフェンスが不用心でポイントを挙げては追いつかれる展開に。結局最後に逆転を許してわずかに残っていた決勝進出への希望を摘み取られた。ただ、攻撃面が軌道に乗ってきたところは示し、ワトソン、バーガー、ファン・ニーケルクのバックローもフル回転で躍動しているところから、今節こそは、と期待が高まる。

キャッツは、残る南ア勢に対してすべて勝利し、いつもの指定席を覆したいところ。SHにようやくクラーセンズが復帰して開幕時の勢いを取り戻せる態勢は整えた。あとは今季好調のスカルク・ブリッツが快足披露してフォワードに活力を与えたい。スーパー14ではチームが分かれる可能性が高く、同じチームとしては最後2試合となる重要な状況で、最後の一花を咲かせたい。

<注目選手>

ストーマーズ: ブレイトン・ポールセ(15)
 今週フランス行きを発表したばかりで、ついに南アでの最後のプレーが近づきつつある。本来のWTBからFBに入り、小柄な体をうまく使って大きな相手に対抗する姿は記憶に残しておきたい。

キャッツ: マイケル・クラーセンズ(9)
 昨年カリー杯チータースでの活躍が認められて代表入りした。南ア選手にしては小柄だが、パスワークと切れのある動きには定評がある。今年23歳とまだまだ先のある有望株。

<過去の対戦>

ストーマーズ: 3勝(うちホーム1勝)
キャッツ: 4勝(うちホーム2勝)

キャッツ4連勝のあとストーマーズ3連勝と2001年を境にはっきりと形勢が逆転した。ホーム/アウェイよりチームの出来が影響しているようで、そうなれば調子の上がってきたストーマーズが4連勝を飾る公算が高そう。

出場選手は続きへ。

参考: Planet−Rugby (英文)

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posted by 晴耕雨読 at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | [S14]スーパー14 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

[S12]第11節 プレビュー ─ ワラタス vs レッズ

スーパー12第11節第2戦目は豪州勢同士の対決、ワラタス対レッズ。

首位を快走するワラタスは、既に決勝進出をほぼ確実なものとしているが、残るは2位クルセイダーズとのホームゲーム獲得争い。 前節とリザーヴも含めてまったく同じメンバーで臨む安定感からは、まったく隙はうかがえない。

一方レッズは主将フラットリーの故障がなかなか癒えぬまま苦しい試合を続けてきたが、 前節キャッツ相手にようやく本来の粘り強さを発揮して勝利。今節もフラットリーが出場できるかは微妙だが、レイサム、 セイラーの両ベテランを中心に盛り上げを図る。

<注目選手>

ワラタス: マット・ダニング(1)
 開幕当初はいかにも重そうな体つきだったが、それに比べればだいぶシャープになり、動きも良くなってきた。 代表でのレギュラーポジション獲得のためにももう一押し走れるところを見せておきたい。

レッズ: ウェンデル・セイラー(14)
 年齢的にも旬を既に過ぎた感は否めないが、他を圧倒する体の強さは健在で、レッズバックスラインを外側から牽引する。 最後の踏ん張りに注目したい。

<過去の対戦>

ワラタス: 0勝1分(うちホーム0勝)
レッズ: 8勝1分(うちホーム4勝1分)

これも驚きの戦績だが、ワラタスはレッズに対する勝利がない。今季の出来からすれば楽に勝てる相手だが、 そこは同国同士の対決で参考にはならないところ。

レッズの粘りがちで10点差以内の接戦と見る。

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posted by 晴耕雨読 at 13:27| Comment(3) | TrackBack(0) | [S14]スーパー14 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

[S12]第11節 プレビュー ─ ブルーズ vs ハリケーンズ

南半球3カ国によるスーパークラブマッチ、スーパー12は、いよいよ終盤第11節。残すところ各チームあと2試合となった。 その第1試合はともに決勝トーナメント進出へ最後の追い込みを図りたいニュージーランド勢同士、ブルーズとハリケーンズの一戦となる。

ホームのブルーズは、怪我の心配されたファースト・ファイヴ・エイスのラヴェアが復帰し、フォワードにも出場停止処分のあけたアリ・ ウィリアムズが先発出場。復帰が予想されていたカーロス・スペンサーは今節も出場を見送ったが、ベン・ アティガの復帰もあわせて厚みを増したバックスに期待がかかる。

ハリケーンズはここまでウマンガ主将のリードで心もとないチームを何とか上昇させてきたが、 ここへ来てようやくほぼ固定のメンバーで戦えるようになった。バックスには変更なく、 フロントローとバックローに1名ずつの変更を加えただけという安定したチームで今節勝利し、決勝トーナメント進出を確実にしたい。

<注目選手>

ブルーズ: アリ・ウィリアムズ(5)
 6週間の出場停止から久々のゲーム参加。鬱憤を爆発させることが出来るのか、はたまたゲーム感を取り戻せずに終わるのか、見所は尽きない。 本来の力ならラインアウトや密集での基点として活躍できるはずだが・・・。

ハリケーンズ: ジミー・ゴッパース(10)
 今季彗星のごとく現れた期待の新鋭ファースト・ファイヴ・エイス。 巧みなボールさばきとボディコントロールのよさから来る意外な強さが身上で、早くもチームの核となるべき存在。 オールブラックス入りは気の早い話だが、将来性を見越しての期待値は高い。

<過去の対戦>

ブルーズ: 8勝1分(内ホーム4勝)
ハリケーンズ: 0勝1分(内ホーム1分)

なんとハリケーンズは過去ブルーズに勝利したことがない。昨年地元ウェリントンで何とか引き分けに持ち込んだものの、ホーム、 アウェイともに苦戦の連続。但し、どちらかといえばホームよりアウェイ戦の方が善戦しており、今回のアウェイ戦でもかすかに期待は出来そう。

現在のチーム状況からしてほとんど互角と見るが、僅差でブルーズ勝利か。

参考:  Planet−Rugby (英文)

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posted by 晴耕雨読 at 12:46| Comment(1) | TrackBack(0) | [S14]スーパー14 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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