スーパー12ACTブランビーズの名FLでラグビー豪州代表ワラビーズのキャップも保持する「メロン」ことオーウェン・フィネガンが、
2005シーズン第11節チーフス戦で地元ACTキャンベラに別れを告げる。フィネガンは既に来季(05/06シーズン)のイングランド・
プレミアシップ、ニューカッスル・ファルコンズとの2年契約が成立しており、
事実上豪州代表及びACTブランビーズを初めとする豪州ラグビーから引退することが決まっている。
フィネガンは「私はいつもこのキャンベラスタジアムで走り回ってきたし、いつもそれを楽しんできた。
決勝トーナメントがなければこれがその最後のときだとわかっているけど、そうだとしたらとても寂しい試合になるね。」と、
いつになく寂しげに語った。
フィネガンは今年33歳で、スーパー12で90試合に出場。ACTブランビーズ結成当初からの最古参メンバーの一人で、
ブランビーズの黄金時代をさせてきた功労者。
「昨年の優勝はすばらしかった。スターリング(モートロック)が怪我をしてからはチームをリードする立場だったからね。
2001年の決勝を逃したのは、もしかしたら最も残念な記憶かも知れない。でも昨年の優勝でそれも吹き飛んでしまったな。
1996年以来どのゲームも楽しんでプレーしてきたから、一番のゲームを選ぶのはちょっと難しいね。」と、フィネガンは、
自身の輝かしい過去を振り返った。
フィネガンは今季スーパー12を終えた後イングランド、ニューカッスルに渡り、チームを離れることについて、「私がここ(キャンベラ)
に来たばかりのときは『シドニー(NSW)・サイダー』(NSW人)だったが、いまや私は自分のことを『キャンベラ・マン』もしくは
『ブランビー』と読んでいる。私はいつもそれを楽しんできたし、今ブランビーズのジャージを脱ぐことになるわけだが、
私はこのチームでプレー出来たことを誇りに思っている。ブランビーズはチームワークが良く、興奮する試合をし、楽しませるラグビーをする、
その全てを兼ね備えたチームだ。それらはこれまでもこれからも、チームの重要な一部分となるだろう。」として、ブランビーズを称え、
賛辞を送った。
出典:
ACTブランビーズ 公式ホームページ (英文)